緩和ケア内科

緩和ケア内科では、癌などの重篤な疾患によって生じる身体的・心理的な苦痛をできる限り軽減するための治療とケアを行います。
例えば、痛みや吐き気などの身体症状については、お薬やケアの調整で症状緩和を図り、不眠・不安・せん妄などの精神症状については、必要に応じて精神科医師と連携してケアをおこなっております。

リハビリテーションも積極的に行っており、ご本人の体調やご希望に応じてできる限り柔軟に対応します。
また、ご家族のサポート(介護疲れ、経済的な悩みなど)や自宅退院のための環境調整なども多職種で連携し対応します。

そのほか、患者さまに少しでも楽しんでいただけるように、病棟のボランティアによるお茶や菓子の提供、季節に合わせたイベント(クリスマスパーティー、節分、夏まつりなど)、アロママッサージ、アニマルセラピーなども行っており、好評をいただいております。

面会に来られたご家族にも快適にお過ごしいただけるよう、デイルームや共用キッチン、家族控室なども備えておりますので、ぜひご活用ください。

当院病院長 安保博文が、2024年8月4日より日本ホスピス緩和ケア協会 理事長に就任いたしました。

ホスピス緩和ケアは、生命を脅かす疾患に直面する患者とその家族のQOL(人生と生活の質)の改善を目的とし、 保健・医療・福祉の専門職とボランティアがチームとして提供するケアとして発展してきました。

日本ホスピス緩和ケア協会は、このホスピス緩和ケアの質の向上及び啓発、普及を目的に1991年5月「全国ホスピス・緩和ケア病棟連絡協議会」として設立され、2004年7月よりその名称を「日本ホスピス緩和ケア協会」と改め活動する歴史ある活動団体です。

  当院はホスピス緩和ケアの理念を大切に、今後もさらなる医療の質向上とケアの充実に努めてまいります。

六甲病院病院長 安保博文

緩和ケア病棟への入院案内

当科では基本的に入院での治療を行っております。
自宅での療養が可能な患者様については、地域の診療所の先生方と連携しながら在宅でお過ごしいただき、入院が必要となった際に当院へスムーズに入院していただくことで、切れ目なく継続的なケアを行えるように努力しています。
緩和ケア病棟への入院手続きについては、「緩和ケア病棟について」をご覧ください。

主な施設認定:日本緩和医療学会認定研修施設

医師名役職資格・所属学会
安保 博文病院長日本緩和医療学会指導医
日本サイコオンコロジー学会会員
日本環境感染学会
ICD (Infection control doctor)
佐古 辰夫部長
外科・緩和ケア内科医
医学博士
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会認定医
光齋 久人 医学博士
日本医師会認定産業医
ICD (Infection control doctor)
前川 佳奈 日本内科学会認定医
日本緩和医療学会認定医