褥瘡対策チーム
褥瘡(じょくそう)とは、馴染みのある呼び方では「床ずれ」ともいいます。
ご自身で体を動かしたり、寝返りを打つことが難しい状況で、長く同じ姿勢で過ごしていると、体の一部に体重がかかって血行が悪くなり、皮膚に酸素や栄養が届かず皮膚がダメージを受けます。このような過程でできる傷が褥瘡です。
褥瘡ができると痛みを感じたり、感染症を合併することもあり、できるだけ褥瘡ができないよう予防し、できてしまった場合は悪化しないよう対策することが重要となります。
当院では、褥瘡対策チームが週1回病棟回診をおこない、治療方法の提案、悪化と再発防止のためのケア(体の向きの変え方、クッションの利用方法、栄養状態の評価など)を病棟看護師や主治医と共有することで、褥瘡の早期回復と予防に努めております。
現在、褥瘡対策チームは、医師(緩和ケア内科3名、代謝糖尿病内科1名)、理学療法士1名、管理栄養士1名、看護師で担当しております。
多職種が関わり、患者さんの栄養状態、ポジショニングやマットレスが適切であるかなど評価し、総合的にアプローチすることを目指しています。
<褥瘡対策チーム回診の様子>
現在、褥瘡対策チームは、医師(緩和ケア内科3名、代謝糖尿病内科1名)、理学療法士1名、管理栄養士1名、看護師で担当しております。
多職種が関わり、患者さんの栄養状態、ポジショニングやマットレスが適切であるかなど評価し、総合的にアプローチすることを目指しています。
その他、褥瘡委員会を定期的に開催し、院内の褥瘡発生状況の報告、褥瘡ケアが適切に行われているかを院内で共有し審議しています。
また、院内のスタッフを対象にした勉強会(褥瘡予防のための適切なポジショニングとケア、褥瘡評価方法など)を開催し、院内全体で褥瘡対策に取り組んでいます。