当院の外科は、総合診療科・消化器外科・乳腺内分泌外科の常勤医師3名で行っています。現在麻酔科が非常勤のため緊急手術に対応できておらず、定期手術を中心に治療を行っています。
一般消化器外科を扱っていますが、腹腔胸手術は基本的に良性疾患に対して行い、悪性疾患は開腹で行っています。腹腔胸下での手術を希望される方には、信頼できる病院を紹介しています。
神戸大学の関連施設であり、手術を神戸大学で行った後経過観察や術後化学療法を当院で行うこともできます。消化器内科とともにしっかりと診断を行った後、治療の選択や不安に対する相談には時間をかけて説明させていただいています。
お気軽に受診、ご相談下さい。
2013年7月より当院で乳腺内分泌外科として、乳癌・乳腺良性腫瘍・甲状腺腫瘍をはじめとする疾患を取り扱っています。乳癌は、日本人女性の臓器別羅患率第一位の疾患です。また、乳癌と診断された場合、その性質により色々な治療の選択肢があるのも乳癌の特徴です。適切な診断・治療により、治療成績の向上を望める疾患です。
<診断> 視触診・マンモグラフィ・超音波検査により早期発見を行うことが重要です。病変のある方は、さらに細胞診・生検(超音波下穿刺細胞診・超音波下針生検等)により、確定診断を行います。癌の広がりにはCT・MRI検査を追加することがあります。
<治療> 乳癌の治療法の基本は、集学的治療(手術・内分泌治療・化学療法・分子標的治療・放射線治療等)が一般的です。癌の性格により色々な組み合わせを考えます。
①手術:癌の術式は、乳房温存療法・胸筋温存乳房切除術・胸筋合併乳房切除術等がありますが、現在の考え方は出来る限り縮小手術を行い整容性を保つことに勤めております。リンパ節の扱いに対しても、センチネルリンパ節生検を取り入れて、転移のない症例では上腕浮腫等の合併症を防ぐ工夫を行います。
②補助療法:術前術後補助療法(内分泌療法・化学療法・分子標的治療)を積極的に行うことにより、生存率の向上に努めます。また再発した場合でも乳癌の治療選択は多岐にわたっているのが特徴です。さらに新しい治療薬も次々と使用可能になっています。当院では積極的に新しい治療薬を取り入れるように心がけています。化学療法は主に日常生活を送りながらの通院治療となります(外来化学療法室参照)。安全に行えるようにご相談のうえリザーバ留置を提案しております。乳癌治療は長期に及ぶ治療が必要になることの多い疾患です。患者さまとは、術式の選択・補助療法の必要性等十分な説明のもと納得していただく治療を行うことを心掛けております。
当院では多職種のスタッフがピンクリボンアドバイザーの資格を取得し、患者さまの対応に努めております。
DR名 |
役職名 |
資格(認定医など)・所属学会 |
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喜多 泰文 |
病院長 |
日本消化器内視鏡学会指導医 日本外科学会専門医 日本消化器外科認定医 検診マンモグラフィ読影認定医 |
大林 康二 |
総合診療科部長兼 地域医療連携室長 |
日本外科学会専門医 日本消化器病学会認定医 |
一井 重利 |
乳腺内分泌 外科部長 |
医学博士 日本外科学会専門医、指導医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本乳癌学会認定医 日本がん治療認定医機構認定医、暫定教育医 日本消化器外科認定医 検診マンモグラフィ読影認定医 |
【外来診察】
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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一般 | 午前 | 喜 多 | 大 林 (総合診療科) | 大 林 (総合診療科) | 大 林 (総合診療科) | 喜 多 |
午後 | 交代制 | |||||
乳腺内分泌 予約制 | 午前 | イチイ 一井 | - | イチイ 一井 | - | - |
午後 | 検 査 | - | 化学療法 | - | 検査日 |